折り紙でもみじを折ろう!
今回は折り紙で比較的簡単なもみじの折り方を、たくさんの写真を使ってできるだけわかりやすく説明していきます。
もみじを1枚で切らずに折ろうとすると、とても複雑で難しくなるので、今回の作品は折り紙2枚で出来るだけ簡単に作れるように考えました。
難しい作品が上手にできると、とても達成感があって満足できると思いますが、折り紙がそんなに得意じゃない人は完成できなくてつまらないと思う人もいると思います。
そんな人にこのもみじはピッタリだと思います。もし画像と文だけではわからなかったら、動画もあるので安心です。
このもみじは簡単というという面だけではなくて、形がとても可愛いという面でもオススメできます。リアルな感じではなくて、マークのような形をしていてとても可愛いので是非作ってみてくださいね。
もしもっと簡単にもみじやいちょうを作りたいという人は、別の記事の「簡単なもみじの切り方」「簡単なイチョウに切り方」をご覧くださいね。
紅葉(もみじ)の詳細
■考案者
たつくり
■掲載媒体
■難易度
★★★☆☆
■ステップ数と折る回数
- ステップ23
- 折る回数20回
■所要時間
10分〜20分(個人差あり)
■出来上がりサイズ(折り紙サイズ別)
・15㎝×15㎝の折り紙を使用した場合
→たて×よこ=約19㎝×約15㎝
・7.5㎝×7.5㎝の折り紙を使用した場合
→たて×よこ=約8.5㎝×約7.5㎝
用意するもの
- 折り紙2枚
- のり

もみじの動画
たつくりのYouTubeチャンネルでは、このもみじの折り方を音声解説付きで丁寧に紹介しています。もし写真や文章だけではわかりにくかったり、合ってるかどうか不安な人は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。
もみじのパーツ1の折り方
折り始めの準備
まずはパーツ1から作っていきます。
もみじなので、色は赤やオレンジ、赤茶色がおすすめです。好きなサイズの折り紙を用意して、下の画像のように裏返して白い面(裏)にして、上下と左右に角がくるように置いた状態から始めます。

ステップ1. 左右の角を合わせて折り筋をつける
左右の角をピッタリ合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。そのあと戻すと真ん中に1本の折り筋ができます。

折り筋をつけたところ。

ステップ2. 上の左右の端を中心に合わせて折る
上の左右の端(青線)を中心(青点線)に合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。

折ったところ。

ステップ3. 下の左右の端を中心に合わせて折る
下の左右の端(青線)を中心(青点線)に合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。

折ったところ。

ステップ 4. 下の角を中心に合わせて折る
下の角●を中心●に合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。中心には目印がないので、左右の角●の中心を目安に折ってください。

折ったところ。

ステップ5. 下から少しあけて折り返す
下の端から少し(15cmの折り紙の場合は1cmくらい)あけて、下へ折り返します。

折ったところ。これでパーツ1の完成です。

もみじのパーツ2の折り方
折り始めの準備
次はパーツ2を作っていきます。
色とサイズがパーツ1と同じ折り紙を用意して、下の画像のように、表を上にして置いた状態から始めます。

ステップ6. 上下と左右の端を合わせて折り筋をつける
ステップ6.からステップ10.で三角の基本形になるように折っていきます。
まず上下の端をピッタリ合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。そのあと戻すと真ん中に横1本の折り筋ができます。そのあと左右の端をピッタリ合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。そのあと戻すと十字の折り筋ができます。
三角の基本形は、折り紙作品を作る時によく出てくる形です。折り方は色々ありますが、私の場合はこのページのように、最初に折り筋をつけておいて、そのあと折り筋にそって折りたたむというやり方が一番簡単じゃないかなと思ってよく使っています。

ステップ7. 裏返す
下の画像のように十字に折り筋をつけたら裏返して、上下と左右に角がくるように向きをかえて置きます。

裏返して向きをかえたところ。

ステップ8. 対角の角を合わせて折り筋をつける
まず上下の角をピッタリ合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。そのあと戻すと真ん中に横1本の折り筋ができます。そのあと左右の角をピッタリ合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら折ります。そのあと戻すと十字の折り筋ができます。

ステップ9. 裏返す
下の画像のように十字に折り筋をつけたら裏返して、向きをかえて置きます。

裏返して向きをかえて置いたところ。

ステップ10. 左右から押さえて三角に折りたたむ
下の画像の矢印の位置からゆっくり押さえて、折り筋にそって三角に折りたたみます。

折りたたんでいるところ。






折りたたんだところ。これで三角の基本形の完成です。

ステップ 11. 右から1枚だけ左へめくる
右の角から1枚だけ持って左へめくって、真ん中をしっかり押さえて折ります。

めくったところ。

ステップ 12. 左の角を1枚だけ上の角に合わせて折る
左の角●から1枚だけ持って、上の角●に合わせて、ずれないようにしっかり押さえて折ります。

折ったところ。

ステップ 13. ステップ7.で折った部分を戻して右へめくる
ステップ7.で折った部分を左下へ戻して、そのまま右へめくります。

戻したら右へめくります。

めくったところ。

ステップ 14. 右の折り筋を中心の折り筋に合わせて段折りする
右の折り筋(青線)を、中心の折り筋(青点線)に合わせて、段折りします。
段折り(だんおり)とは、山折りと谷折りを交互に折って折り返す折り方です。ここでは山折りの折り筋をつまんで持って、その部分を所定の位置(ここでは中心の折り筋)に合わせて折ります。

右の折り筋をつまみます。

つまんだら真ん中の折り筋に合わせて折ります。



段折りしたところ。

ステップ 15. 左から1枚だけ右へめくる
左の角から1枚だけ持って、右へめくって真ん中を押さえて折ります。

めくったところ。

ステップ 16. 右下の角を1枚だけ上の角に合わせて折る
右下の角●から1枚だけ持って、上の角に合わせて折ります。
ここからステップ12.からステップ14.までと左右逆で同じように折ります。

折ったところ。

ステップ 17. ステップ16.で折った部分を戻して左へめくる
ステップ16.で折った部分を右下へ戻して、そのまま左へめくります。

右下へ戻したところ。そのまま左へめくります。

左へめくったところ。

ステップ 18. 左の折り筋を中心に合わせて段折りする
左の折り筋(青線)をつまんで、中心(青点線)に合わせて段折りします。

段折りしたところ。

ステップ 19. 上をフチで折り筋をつける
上から出ている角をもって、フチで折って折り筋をつけます。

折ったところ。折れたら戻します。

ステップ 20. 真ん中を左右に開く
ステップ14.と18.で段折りした部分を左右に開きます。

ステップ 21. ①、②の順で閉じる
下の画像のように、①(上)、②(左右)の順で閉じます。

上を折ったところ。上を折ったまま左右を閉じます。

とじたところ。これでパーツ2の完成です。

パーツ1とパーツ2を組み合わせる
ステップ 22. パーツ2の隙間にパーツ1を差し込む
パーツ1とパーツ2を下の画像と同じ向きで置いて、パーツ2の下の隙間にパーツ1の折り返した部分にのりを付けて差し込みます。

差し込んでいるところ。


差し込んだら、真ん中を開いた中にものりを付けて閉じます。

ステップ23. 裏返す
下の画像と同じ形になっていることを確認して、横に裏返します。

これでもみじの完成です!

最後に
今回は2枚の折り紙を使って簡単にできるもみじの折り方を紹介しました。簡単にできるといっても工程数も多いし、ステップ10.の折りたたむところや、段折りなど、少し難しいところもありましたね。
でもそんなに難しいことをしていないので、一度意味が分かれば次からは簡単にできると思います。もし意味が分からなければ動画を見て確認してくださいね。
他にも秋の折り紙や切り紙などの作品を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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